2010年12月11日土曜日

今週の株式総括と健康談義1210

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今週の株式総括と健康談義1210

 適当・適量・適宜、程々、いい加減などという言葉は分かりにくい言葉だ。食べ過ぎ、運動のやり過ぎなどチョット度を越す事など、自分の性格は中々直らないものだ。好調・好調絶好調・高畑清などと楽天的だが、それが災いしてかよくやり過ぎる。熱中しすぎる。中途半端が嫌なのです。徹底的が好きなのです。この習慣というか癖というか、その始まりは大学の時から始まった。

 胃腸が弱いなら腹筋運動を鍛えれば直ぐ治る。甘い言葉に誘われて行ったのが運の尽き、ボクシング始めたキッカケだった。今からもう50年前の話になる。当時は、ボクシングは野蛮なスポーツと思われていた。実際にそうですが。ボクシング部といっても、板の間に荒縄のロープが四角に張ってあるリングと汗まみれで汚いサンドバグと腹筋を鍛える道具しかなかった勿論グローブは使い古した汚いのが少々あっただけ。近代的スポーツなんてかけらもなかった。

 形式的に部長としてある講師の名前が書いてあるだけ、会ったことも見たこともない。トレーナや監督などいない。フライ級の先輩が一人、部員は10人ぐらいも名前だけ、午後の練習といても3-4人来れば多いぐらいだった。

 練習を初めてある日、グローブをはめさせられて、何処からでも打ってきな。と、フライ級の先輩が言う。私は手を出さないから、思い切り打ってこい。チビの先輩が言う、よーしやったろう、と殴りかかったが、軽いフットワークで体を右左にスイスイとかわされて、打てど振れども空振りばかり。3分間でもうフラフラ。一発も当たらなかった。やはり、一芸に優れた人間には、素人は絶対に勝てない。後に、空手や重量上げの強者と相手をしたが、私もボクシングなら絶対に負けなかった。体重や腕力、脚力だけが幾ら優れていても、それがスポーツにとって絶対ではないということ。一つのスポーツに秀でた人間は、そのスポーツのエキスパートなのだ。普通の人間とは尚更大きな差があることを知った。

 それでも本格練習を初めて3ヶ月、出場選手が少ないからと、試合に出された。岡山の北方にあったか烏城ボクシングクラブでだった。前年度岡山県チャンピオン三宅という男と対戦、くじ引きだから仕方がない。グラブの手の平で打つオープンブロウと言うが反則的な打ち方をする男。そんな曲者にめちゃくちゃにやられた。何が起こったのかその時は判らなかった。一瞬、別の世界に飛び込んだ感じになった。鼓膜が破られたのです。あの感覚は今でも決して忘れることはありません。もう後は無我夢中でパンチを出したが、相手はベテラン上手にかわされて、ボロ負けだった。1ラウンド3回ダウンするとTKOで試合が終わりとなる。ダウンの回数も覚えていない位だからボロ負け、ただ1ラウンドに3回はダウンしなかっただけだ。鼓膜はやられ記憶が戻るまでどのくらい時間がたったか。

そんな惨敗に復讐を誓った。コーチもいない練習相手もままならない。素質なんてないことは、自分で分かっていたから、勝つためには練習以外、他に策はない。気持ちの切り替えは早かった。翌日から猛烈特訓が始まった。頼りは白井義男のコーチ、カーン博士の本だったと思うが、それを読むくらい。岡山市の北側の小高い丘に三野公園がある。その頂上の広場から岡山市の全貌が見える眺めのいい所。なだらかに昇坂がジグザグにあり、最後に100段ぐらいだったか石段があった。来る日も来る日も一人、一気に駆け上がっては又降りる。それも“足つま先”だけやる、繰り返すこと数十回、全力足が上がらなくなるまで遣った。下宿に帰れば、階段を歩いて上がれず、這い上がる。その階段を余裕をもって上がれるようになると、又、翌日から運動量を上げる。素質もない、技術もない、教えてくれる人もいない。只、やられた彼奴に復讐する執念だけで、体を鍛えスタミナを付ける。只これだけしかなかった。若いからこんな事が出来たのだろう。

今でもやり過ぎる事は、徹底主義はこの時ぐらいからか。この時の体験が体に染み付いているのです。筋肉痛や体の疲労は、練習で直す。体は虐めればいじめるほど体力や筋力が付くと錯覚していたのかも知れない。近代スポーツとは決して言えない野蛮なスポーツ、言わずもがなですが・・・。

毎日のウォーキングでも、調子がいいと、ついつい歩き過ぎる。体にが疲れを感じないと歩いた気がしない。それが一番悪い。適当に程々にということが中々出来ないのは、こんな所から来ているの鴨しれません。

1年後ぐらいだったか再戦して、勝ったから尚更、そのやった事がよかったという確信を持つ事にもなった。あの練習は若かったから出来ただけ、もうあんな練習には到底耐える体ではないことは、分かっていてもついつい度を過ごしてしまう。自分の適当適量をよく知らない。何事もだんだんと、徐々に、着実にやって行かないといけない。失敗しては反省する。その繰り返しで何とか今までやってきた。先の話でわが協力者に拒絶されたのもまさにそれだ。やり過ぎ、急ぎ過ぎ、適当とか適量を誤った事からの失敗でした。

これからは、若かりし頃と同じ失敗はもう許されない。後が少ない。でも急がない、慎重に、冷静に、着実に・・・。まだ人生はこれからだ。しかし、この癖は死ぬまで直らないだろう。

何故なら治るものだったら、もうとっくに直っているはず。「バカは死ななきゃああぁぁ なおらぁなあいぃぃ」森の石松の一節、お粗末でした。



今週の株式総括

7-9月の実質成長率が4.5%に上方修正され、主力企業の設備投資も上ブレ個人消費が上ブレした。しかしエコポイントなど政策効果が押し上げただけにポイント半減の10-12月はマイナス成長に陥る公算。欧米金利上昇、中国の預金準備率引き上げなど日本の長期金利も上昇している。景気回復期待に水をさす金利の先行きに警戒感も高まる。

NK平均は未だ整理過程だが週末ぐらいには底入れになるような感じ。強弱指数が150%を超え主力が調整局面になるのは仕方がないところ。しかしまだ上昇局面の微調整というところで、上昇局面は変わらない。早めに調整を入れていたマザースは目先底入れした。テクニカル的に見て底入れバターンの銘柄が多い。NYは好材料を殆ど織り込んだようで伸び悩みの傾向が見える。週末NYは11396で高値引けだが11月5日高値11444を上抜けるかどうか12月相場を占う上で重要なポイントとなる。直ぐには上抜けするには厳しい気がするが、もし抜けたとなれば、主力株の年末相場も期待できる。大方、予想は小型優良株となっているが、それら相場も相当の水準まで来ていることは間違いない。

長い下落基調が底打ち上昇に向かった銘柄、今期上方修正の銘柄に多いが、決算発表の時それを材料に底打ち上昇に転じたものが多い。どうせトレーディングの相場の相場が今の主流となれば、そんなで目先筋が降りた時が格好のひろい場になるケースが見られる。特に12月は餅つき相場とか言われるだけに、機敏に対応する必要があろう。

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